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社会貢献活動報告 2023年度「ネパール ジャジャルコット地震 仮設住宅・避難所建設プロジェクト」を掲載しました。

2023年11月3日、ネパール西部ジャジャルコット郡および西ルクム郡の山岳地域でマグニチュード6.4の大地震が発生しました。
サンタンはこの震災に対して、何かできることはないかと考え、「仮設住宅・避難所建設プロジェクト」を発足しました。
現地の状況や、活動に関する詳細をご報告させていただきます。

地震は深夜に起きました。
土壁やレンガの住家が倒壊し、住民は暗闇の中、生存者を探しました。
国家警察によると、揺れが最も大きかったジャジャルコット郡では150名以上、隣にあるルクム郡では50名以上の人々が震災により亡くなられました。
負傷者は370名以上、住家被害数は4300棟以上、1000棟以上の住家が全壊しました。

震災の翌週には株式会社サンタンの駐在員がネパール現地へ向かい、震災に対する緊急支援の活動を始めました。
国会議員のトシマ・カルキ氏を中心に、現地の病院や地域ボランティア51名、サンタンの協賛で今回のプロジェクトを発足しました。

メディアで震災の報道を見た人々からの緊急物資が被災地へ少しずつ届き、被災者は近くの病院やブルーシートなどでできたテントに避難をしました。
一時避難はできたものの、震災は初冬に差し掛かる時期に起きたため、非常に寒い気候の中、テントで何週間も生活することは過酷な状況でした。
「寒さによる二次被害を防ぎ、被災者が安心して過ごせる場所を作りたい」という想いで、国会議員トシマ・カルキ氏に協賛し、仮設住宅・避難所建設プロジェクトを進めました。

地域ボランティアや災害専門家、村の人々が一丸となって避難所としても使用できる仮設住宅の建設を2ヶ月間で完成させました。
サンタンからは、建設に必要とされていた大きさ約2メートルのトタン板を500枚被災地へ寄付しました。
外科医の一面もあるトシマ・カルキ氏は、村人の健康診断や負傷者、病人の治療にも力を注ぎました。

ジャジャルコット郡、西ルクム郡にある4つの地域に、計69棟の仮設住宅を建設しました。
受益者となる約300名もの人々が仮設住宅に移り、安全に暮らしていく場所として現在も使用されています。
近いうちに、プロジェクト後の様子を伺うため、被災地の訪問も検討しています。

サンタンは2018年に社会貢献活動部を設立、開発途上国であるネパールが抱える問題の解決やサポートを行なってきました。
自社の利益追求だけでなく、持続可能な世界を目指して活動にも取り組んでいます。

社会貢献活動部が実施している日々の活動は、下記リンクより【公式インスタグラム🇳🇵】の投稿をご覧ください。

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